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濡れた長靴は撤退の証

苔の様に増殖するわたくしの心は教会の裏の松の様

ああ如何壮大に聳えてもわたくしは何かを隠しているだけなのです

垂れ下がる蔓の様に

何時かは落ちる新緑の様に

わたくしは寄生して生きているのです 愛を欲しているのです

かの美しい束の間に実る果実みたいに甘く

腐れ落ちる肉体の甘美な誘いみたく深く

硝子の色が剥がれ落ちた折に聞こえるオルガンの曲に合わせ

ああ犬の様に吼え 犬の様に浅ましく
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眠そうに頭を垂らす花が 朝露の冠を翳して

太陽が照らす鈍い光の下に一生懸命首を向ける 嗚呼なんて健気なのでしょう

その分君は何時も寂しそうに

雨上がりに水溜りに浮かぶ蚯蚓の屍骸を見詰め

微笑みながら鳥達の訪問を待ち続ける 嗚呼なんて美しいのでしょう
高温の中無くなる幻想に口を噤んだのは、葬式みたいな空気

境界線を感じさせる横顔

きっと幸せにはできない 一つにもなれない
官能的

非現実的な自分の白い髪を切って切って切って

御前が「似合わない」って言う為に鋏を取ったから嫌味は今日で辞めにして



ああ首筋が寒い

垂れ流してた煩わしい「自分の証」が軽くなったみたいだ



風が吹くたびに靡かない「御前」と靡かない「自分」と

秋の香りがして冬の凍えが届く自分の胸元に

マフラーをする間も無く御前は首を絞める 



「似合わないよ」

って



そう言いながらも笑うから自分は仕方が無く又一年

一年中髪が伸びるのを待つのは 御前の所為だ




大人びた子供で居たいと言った日は縋った様な瞳で煙草を吸い始めた日だった

子供じみた服に染み付いた異臭は 「大人のシグナル」、

違うと知ったのは服に染み付いたコロンの匂いに一人 

ちょっと怖いと嗅ぎつけた時に感じたから、 自分に正直に灰皿を揃えて泣いたよ
真っ白で居る事は其れこそ在り得ない事だけど

真っ黒で居る事だって其れなりに無理な事で

対立してる僕と君は 白い肌をした黒い君は

赤いでどす黒くて 僕だって其れになりたかった
ホームシックになった足跡 

ノスタルジアとも言える

鼻歌 君が御機嫌そう



肩を落とせば少し楽になって

羽根の付いたシャツを着て又浮かんで

笑った事も泣いた事も 在った ね



又電話を掛けるよ 挨拶代わりに歌ってあげる

希望だけを書いた、嬉しそうな笑顔

「帰らないでよ」

そう伝えるオアシス 幻覚みたいに綺麗だったから



長い髪を払って



ホームシックになった睫

ノスタルジアとも言える 

手招き 君が寂しそう
青いコートがはためいて



「綺麗な棘だ」と呟きます



音を立てて立ち上がり



崩れた足を引き摺ります



鏡の中の思い出を



自分の顔と重ねつつ



記憶を無言で引き離し



長い前髪払います



真夜中中に横たわる



良く似た彼を墓標にし



満月照らす唇が



嗚呼うっすら笑みを浮かべます
退屈で億劫なドアの軋み

モノクロームに踊る忌々しいオーゲルの音

それもさして気にならない私は又 

同じ様に違う顔で挨拶するのです 「疲れた」と

嗚呼賢い人間ばかり



ラム酒の濃い口付けに酔う

バーカウンターのマスターも美青年みたい

スツールの窪みと私の又

多めに置いたチップに喜んで頂戴 「御苦労様」と

嗚呼醜い隙間ばかり



心地の良い雨降りの週末に 月曜日期待した

「日常的な御話と冷めた紅茶が御座います」



夢の中見た進歩の無い私は

恐竜みたいな化石なので

誰かに見つかるまでは岩の中でそっと

それすら気に留めず 明日の天気用法を御覧になります
【幸せになる方向は】



「こっち」と

彼は笑いながら言った



「あっち」と

彼女は泣きながら言った



それは

自分の方向性を失った足跡と同じで

左右前後の分からない案山子と同然で





「此処」と

『アレ』は掻き消す様に 言った







【幸せになる方向 は ?】





「其処」

『俺』が 恨めしそ うに 『奴』に 言 っ た
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(C)疾走、敗走、遁走 ブログ管理者 裂喜
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