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果てしなくいい加減な人間。
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こっち向いてくれないんですか?

積み上げたバリアぶっ壊してでも

その笑顔奪ってやりたくなるよ





さ み し い
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最短の距離を取る臆病者の足跡が 数字通りに刻まれたリズムと同じだ

タン、 タン、 タン

ドクン、 ドクン、 ドクン

何時の間にか居ない自分の影を振り切って「良いや」って言う振りをした

ネオンのサインが此処に居ます、って大きく指したら見つけに行く気も出るのに



ああ勇気の無い行進曲みたいに足音が合わない

一、 二、

三、 四



もうちょっと優しくなれたら頭でっかちを卒業できるかな


鎮痛剤を直接流して



何も考えられないね それが丁度良いかも



愛も目も回るね           風車をグルグル回して



気持ち良いだけもつまらないとか くだんねー刺激だよ
御前が拾った猫の所為で、ベッドを広く感じる様になった

冷たい枕と乱れてない真っ白のシーツ

目覚めたら隣にいない。 それだけで甘い殺意を覚える。





(御前は俺の子猫だって言ったら、多分怒るんだろうなぁ)
彼は大きな掌と背丈で脳味噌の少ない雛頭を抱き締めて

「夏になれば蝶々を捕まえようね」と

半ば自分に言い聞かせるように、シャボン玉を割って言いました



蝉の抜け殻を踏んだらクシャリ、と

儚く一つ日々が過ぎていきました



何年か経って既に見た夢と薄くなった髪の色に

虫取り網を一人で持つ悲しい大人は

脱皮した子供を見て時の経過を否定するのです



ああ、もう一度眠りに落ちてしまえば





蝉の声と過ぎた雨音に耳を澄ませば

寿命を唄う蝶々が つかまえてくれないの? と愚図るのです
通常体温よりは少し熱を帯びた45度に

イデオロギー 滑り台の上で子供が一人、

遊んでた幼子のような気分で褐色の蜜を吸う

卑怯な怯えに目を添えて今でも夏色の目をした

子供、何も言えない無口なセンシティビティ

秋に死んでる筈の蝶を捕らえて、

鋏で羽を切り取って胴だけに口付けたように

不器用で美しい

其処に無い耳に絡んだ指が鍵盤を踊るよ、

コンチェルト

断末魔の元にそっと優しく寄り添うかのように、アルペジオ






甘い虐待の影に予告無しのリフレックス

手を上げて掴まれて

投げられてキスされて

すきだすきだすきだ、って





寂れた映画館の裏の鴎が集まる所へ

少し古いポップコーンを両手一杯空に抛る



純白の渡り鳥達はやはり見向きもせず

「バターは嫌いなの」

そう言って途中で帰った貴方を思い出した
向かいのラーメン屋で少年が一人、

習いたての日本語をぎこちなく喋る外人と一緒に

初めて暖かいものを食べて、温かい言葉を教えて貰って、

悴んだ指に五百円玉を渡された 「又来てね」



口一杯に詰め込んだ

片言にも関わらず自分よりも綺麗に使われた、

味噌ラーメンと母国語、 青い瞳とニットの帽子





向かいのラーメン屋に又冬が訪れて、

何処か訊きそびれた異国に帰ったあの青い瞳が

又下手糞な平仮名でとんでもなく綺麗な言葉を描く





「きっとまた」






ちょっと其処まで

食卓に置くものを探してるから

御腹が鳴ってる御嬢さん、御手を取ってくれませんか?





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(C)疾走、敗走、遁走 ブログ管理者 裂喜
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