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26.gif此処に果てなど在るんだろうか

見渡す限りの屍 恍惚の骸骨

残骸に浸るには広過ぎる様な そんな光景



それでも 俺は天下を求める



連れ人は残してしまったから

だから不敵な姿で去る事しかない

覚えてる其の白い姿は此処には不釣合い過ぎで



例え もう後を追って来ないとしても



待ち続ける事だけが希

腰掛ける場も無い侭 強い波が引寄せる



それでも会いたいから



二人だけでも良い 地獄の果てに御出で

そして 







懐かしかったあの時の土産話でも。
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kirito13.png


どっちにしろ 報われないのに

どっちにしろ 首を絞め合う事になるのに

なら どうして

どうして 好きになってしまったんだろう



血に濡れた手を無視する事は最後まで出来ないのに

それでも 滑りながらも手を繋いでしまった



戻れないなんて 言われなくとも分かってる筈だったのに



汚れても汚れても足りない

もっと もっと

傷が残るまで 痕が出来るまで

深く 深く刻み込んで



歯止めが利かないから そんな言い訳を言う度に

嘲笑うかの様で



気持ちなんて要らないと言ったのは遠い昔

今や 何を求めてるかも分からない



救われない気持ちだけど 今 今だけでも

其の傍に居させて



何時か私達が朽ち果てる日まで。
zero.gif



するり、と

隙間を通った何かが在った様な気がして

ゆるり、と

音も無く何かが消え行く予感がした



振り返ると 虚しい沈黙が虚空に響くだけ



ふと

思い浮かべてみたら物足りない気がして

何か

思い出せないようなもどかしい気がした



空の部屋の中を見渡して必死に探すけど

覚えてない 何を亡くしたんだろう



ああ



腕の傷が疼いて思い出した











もう 此処に彼方は居なかったんだね。
沈黙が心地良いとさえ感じられるのも 唯彼方の傍に居るからで

無愛想に背を向ける仕草さえ愛しいと思ってしまうのは

多分 私の些細な病気だろう、と笑う。



満月夜に照らされた横顔が近い様で遠いから

少し不安になって 手を伸ばしてみたら

彼方は強いから 少し怒ったような顔で払い除け

不安になるぐらいなら 来るなと言い張る



そう言いながらも 笑みを見せるのは自惚れて良い証拠で



触れなくても暖かい様な そんな貴殿に惚れてるなんて

小心者の私には 死んでも言えないから



無言で



無防備な姿を見せる彼方の愛情表現が好きです。





v6_02.gif
その鋭い眼差しが気に入らない そう思った



何も無い戦場で佇む姿 目に入れたくは無いけど

自然に其処だけを目視する 軽やかな空気と共に

散らばる梅雨を蹴散らすかの様に戦火を交える

だからこそ 其の後姿が嫌いだと思ってしまう



強い癖に弱い そんなお前は何を強がってるのか



か細い影を映すと思えば 穏やかな笑顔で返す

弱いからこそ 強がるお前を守りたいと願ってしまう



照らす微笑みは 幾人の死を見てきた上で募り

皆無する様に笑ってみせるから 尚更癇に障る



苛付くからこそ お前と共に居たい



嘘吐きな生意気な者よ 俺の我侭に今付き合う事を





karyu3.gif
tarousentimental100.png血飛沫の旋律が似合うと そう思った



鋭い眼で見据える世界は如何でしょうか 我が君

彼方の良い様に切り開かれて御座いますか

頂点に立つのは苦痛では御座いませんか 我が君

安らげる場所など何も無いと仰いますのに



一人で立つ戦場の味は 孤独の味がする事でしょう



誇り高き背姿だから 一層寂しげに見える

強いからこそ その傍に置いて欲しいと願ってしまう



その地位は 唯屍の山の上に固定されてて

這い上がって来た純粋な強さだから尚 恐ろしい



恐ろしいけど 尚其れが愛しい



奇人までに冷たい人よ 私の我侭を御許し下さい
kiyoharu2.gif



荒む大地の元で出会い

理由も訳も無く 唯其処で佇んだ

息を毟り取られる程 嗚呼見惚れてて



視線が合う度に舞う 思案の葉



項垂れる月夜に誓い

交えた小言の裏 深い意図を隠し



嘘偽りの言語の側面に控える 嘘偽りの真実



何も無いが為に愛しき者よ

今、我だけに折れるが良



束縛もせずに傍に居て欲しいのは 嗚呼

支配者としての些細な傲慢
懐かしきは遠い月夜の花園での誓

告げた思いを返せば 返さずと

沈黙の間に 暫し幸せを感じた刻



今になり 鮮明に思い浮かべて見せましょう    



小さく踊る花弁の隙間に翳す光線

仰ぐ天に姿形を映せば 映れぬと

羽衣を握る 先に在る物は承知せずとも



灯火の月明かり 一片の嵐

虚空に響けば 聞かせてみましょう

奏でてみるわ 微笑む伴侶の影の下



ku8.jpg
12012_02.gif白い影後が見えた

懐かしい様で 君が見えたような気がしたから







必死で 手を伸ばしてみたけれど





ああ











やっぱり 居なかったね。
Untitled-67.gif



嗚呼 八千代の風



知り行く者に 優しゅう吹き弾む



蛍の点灯 ふらりゆらりと



言ふ旅人の歌を 少しばかり耳に入れるわ進む。
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(C)疾走、敗走、遁走 ブログ管理者 裂喜
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