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果てしなくいい加減な人間。
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100%自己満足
2024.04.26 Fri 11:23:07
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 2005.09.30 Fri 08:47:41
ブログのイメージをガラっと変えてみた。 名前も「俺様思考。」から「脳内クレッシェンド」に。 タイトルが進める通り、最小音で御聞き下さい。 プロフィールも改名して「増殖薄幸イデオロギー」になりました。 内容は全く変わりません。 で、此れの追記は又無双の泰権話です。 なんか...暗い泰権好きで...御免なさい... 孫権は幼少の頃から長生きする、って言われてたんですよね。 周泰って報われないのが良いかもしれない(何 日が、眩しかった。 城壁から見下ろす壮大な軍隊が活き活きと調練をしている。 ふと顔を上げればそれとは対照的に、孫権様の姿があった。 「なぁ、周泰」 後ろに立ってる自分を見向きもせずに、名を呼ばれる。 城壁の淵に立ち大きく腕を広げる状態で天を仰ぎながら、 衝突な言葉を続けた。 「私は、長生きをするそうだ」 急に何を、と言おうとしたがその言葉を止めた。 計り知れない物を背負ってるこの人の言葉は、理解せずとも空気を読めば分かる。 振り返らずに城壁を降りた孫権は自嘲気味に更に言葉を漏らした。 「御前も、私を置いて逝くだろう」 『行くな』 其の言葉の裏の悲痛な叫びに少しだけ触れた気がして、 「...俺は」 言葉を上手く紡げようとする。 「『貴方を護らなければいけないから死なない』、か?」 言いかけた言葉を阻まれる。 やっと振り向いた彼の表情は嘲笑と痛みで歪んでいて、 まだ腕を広げた状態で呟く。 「御前らしいな」 孫権が、一歩踏み出した。 「その言葉は、御前の本心から来てる言葉か? それともあるいは」 もう一歩、踏み出す。 「気休めなら、何も言わないでくれ」 互いに、擦れ違った。 残り風が心地良く自分の頬に当たる。 「どちらにしろ、御前は私より先に逝くだろう」 彼の残り香が残る内に弁解したかった。 俺は、死なないと。 俺は、貴方を残さない、と。 「だから、先に言っておく」 ああ、俺に弁解する余地も与えてくれない貴方が尚更愛しいけど 「嘘吐き」 PR Comments
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