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ちいさな命を腕いっぱいに抱えて



鼻に掛かった「泣かないよ」って おかしいけど本当だった
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男でも、

女でも、

理屈でも、

言葉でも、

空でも、

安易でもなく、

唯々、人間で御座います。
遠慮気味に笑ったような顔が堪らなく寂しそうだから

少し優しくなれる様に 必死で鏡の前で練習した

はしゃいだ子供みたいに口笛をしながら 君を思って途切れない様に



悩みとかを背負ってる君が辛そうに振り向くから

形の無い自分が 君の事を心配してるって気付いた

凍えた手が崩れ落ちる前にと焦って 頑張って手袋を編んでた頃へ



ああ 難しい事ばかりって言う世間だけど

好い加減に走り出したら 結構出来る事は在ったよ

中途半端なのは嫌いって言った頃の事覚えてるから これだけは信じて



育てた愛情はきっと君に届くと確信した

それが降り積もる雪の様に僕を覆えば ああ 尚更嬉しいな
黄色い傘を持った日は晴天で



「明日は晴れるかな」って意外な事を言って



メッセージゼロの携帯電話を乱暴に切りました
私の闇に閉ざされた「 」という名の貴方を所望し

吊り下げられた白い体に跡を付けるように何回も口付け

曖昧な善意で飾った赤い赤い糸を小指だけでは無く体中に巻くのです



嗚呼全能なる彼が全てを見下ろしているのが私の快感



標本にする意図は全く御座いません、と

笑顔で言う私が恐ろしいといいながらも天使の様に笑う

羽根を一つ一つ毟る行為は好意でやるのではなく私をも傷付けるのです



嗚呼ベルベットに咲いた小さな貴方が横たわり心が騒ぐ



鳩が鳴く夜

処女と蝙蝠が戯れ目撃者がその自由を噛み千切り

そよぐ風の声と共に暗い穴に永遠を閉ざすでしょう 

「此処を掘れ」と 道標に赤い線を引いて



浅ましいほどの願いを込め私は地に全てを還すのです
言葉を外した心の小競り合いだったのなら名前も忘れて

煩わしい体温を追い払って自分の肉体を切り離せば良かった

一つにもなれない そんな好転が促した浸食を

唯 僕と君の鼓動だけが紡ぐ 視界が霞むまで



「何が変わった?」



問い質す複雑な心境を前に僕は

きっと忘れられない過去の事を必死に思い出そうとして

それが分からないという前に綺麗な闇で君と僕の表情を消してしまう

渦巻く望みや交換が耳鳴りで雑音になる様に



「教えない」



同じ事や同じ物を同時に感じたい

其れを心得てたからこそ 全部深海の底に埋める事が出来るから
So I've been looking like an insomniac all day

because of what I did, I never really feel quite right anyway

And things that mattered and things that

gathered my attention for a split second,

like fragments of a sentence, what was I saying anyway?



I guess a reaction's all I was looking for




意識が段々薄くなってくる 存在は何時も通り曖昧に 

それでさえ関係なく したい (何時も通り?)
寂しい浪人の上に夕日は無情にも流れ

空を見上げる度に吹く砂漠の風が心に吹き荒む内に壊れた

遠く昔の笑顔や歌を思い出す度に心の捻じ曲がった欠片を強引に投げ捨てて

砂に隠れた劣情や業火は

何時か凍り付き 干からびた台地を覆いつくすまで

願望や信念を無くした泉の様に

干ばつが又訪れるまで其処で微笑しながら破滅を願う








其処で唯一探した貴方と青い空に照らし合わせて

狩人は何も言わずに







こころぼそい、こころぼそい、こころぼそい、

そういう幼子みたいな御前に問われた視界の方向

何も見えない、と言葉を返せば

母親を失った子供の様に笑う 「御前もか」
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(C)疾走、敗走、遁走 ブログ管理者 裂喜
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