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密着する肌と肌の隙間は測ったらどれぐらいあるのだろう

暑い夏の日に

汗が彼の体に吸い込まれて行くのを見て羨ましいと思った

「いっその事同化してみたい」

水滴になれば良いと微笑む彼は何時も本音しか言わない



「いっその事如何かしてみたい」
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腐り行く身体に手を伸ばした死神の影が鮮やかで



微笑んだ自分にはもう 未来も 行き先も御座いません



骨になった翼の跡や地べたに横たわる自分とそっくりの顔も



気にかけず



嗚呼私を攫って行って下さいな 残虐な光



最後まで私は前を向かず 下を向き笑いながら逝きましょう



足早に浸かる揺らいだ未来

自分の足音に気付く前に溶けて

生まれた分裂する音に耳を傾け

次元を確かめる前に過去を振り返って歌う



空が 綺麗に 急いで



細胞が蠢く華やいだ幻想

丁度空気が吸い込む前に止めて

拒んだ催促が素早く駆け寄り

「此処」を確認する為に過去を振り払って歌う



僕は 綺麗に 眠って



消える感光の導きの元に

季節の変わり目に、もう一度自分を探す
桃園で立っていました

貴方が来るのは知っていたけど 戻れないものはもう戻れず

唯春の風が身に当たる度 言葉では言えない 癒えないと知っていました

冷たい手が温もりを知りたいと我侭を言うのです



変わらない自分と性格が苦しめた貴方を愛していますと

其れがきっと本音なのでしょう

苦笑をしながら貴方は何時も残酷に私の心配をするばかりで

貴方の暖かさが頬に当たると私はどうしようもなく弱いと実感するのです



ずっと待っていました

東南に風が吹くのは予想外でなく 怖かったけど仕方が無く

唯春の雨が身を焦す度 涙が耐えられず 絶えずに流れ落ちて居ました

自分が人間だという事を長く忘れていたと言うのです



見返りの無い贈り物や言葉で

梅雨や春雨を毎年見守った貴方は

きっと 私や 天よりも広く広く 優しくて遠い人なのでしょう
流されるように

使い古された靴を一足 浜辺に放置する







「聞こえるなら御前の秘密一つ教えろよ」







重たい足で走って

其処に行ければきっと御前の声だって鮮明に聞こえるから



朝になれば帰るよ

其れが最後の望み?







「聞こえるなら御前の事を一度救ってやるよ」







嘘を付いた

其れも多分、嘘
嗚呼 あたしの綺麗に彩った服も表情も薄っぺらい

二次元 三次元

区別も付かないから今更世間と次元を同じにしないで

滲んだリップグロスの色みたいに混ざり合ったのが「今」



電話番号を思い出そうとして

今朝破ったティッシュペーパーに書いたのかな



嗚呼 あたしの錯覚した現実は未だに薄っぺらい

非現実 非科学的

昨日見たオカルト映画の暗号じゃあるまいと分かってても

心から鏡を見るのを恐れてるのは矛盾した事実の「後」



テレビに映る綺麗な貴方ばかり

アイドルみたいに装ったあたしは何処に行ったのかな



嗚呼悟った様に今日も霧が出るのね

嗚呼折角のブーツも水溜りに浸って台無し

嗚呼此処から駅まで徒歩で一年かかって

嗚呼電車の時間も忘れてるのに深夜まで待つの



笑えるけど 

悲観的なルージュも絶望的なマスカラも予想通り綺麗に透明 なのね
方向性の無い足を引き摺る

目的地?

出発点?

関係無い位強く引き摺る 足が磨り減りそうだ



cassis_02.png背負った物の重さも

心の無い道標も

「そんなもの」で済ませれば

君は笑うかな

君は又笑うかな

ああ



君が恋しいよ





遠い遠い大陸で夢を見てる様に 君は何処かで手を振ってくれてるのかな
柔らかく笑う御前に欠けた物が一つ在ると言うなら其れは何だろう、と

御前の大きく荒い手の平に重ねた自分のと比べれば自然と笑みが込み上げて来る



「向日葵の匂いだ」
嫌いだった深紅のマフラーをして

路地裏でこっそり歌う鼻歌に

寒い寒い冬の空に映える吐く息の白



口元に抑えた小さな微笑

耳元に囁く小さな誇称

足跡を残す雪の静けさに甘え

其の大きな身体に寄り掛かり背伸びをした



真冬の空に翳す

愛しさと不安を凧に上げて
窓から下を見て

驚いたけど、 何も無かったんだ



点心柱に居るはずの漆黒の鴉も、

何時も同じ角を回る野良犬も、

雲の隙間を優雅に飛び回る鴎も、

笑いながら雨を願う君の影さえも



気付けば僕は眼が覚めるのを願ってて、



それすら叶わないと知ってるのに、 【信じてた】
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(C)疾走、敗走、遁走 ブログ管理者 裂喜
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